セルロースファイバー断熱材の存在を知ったのは書物でした。
山本順三氏の『この本を読んでから建てよう・・・』です。
ご存知、セルロースファイバーをZ工法と名づけておられます。
セルロースファイバーこそ絶対無二であって他の工法はダメと
いう論調は過激で疑問符がつきましたが、結露対策を真剣に
考えていたので結構おもしろかったです。
私が主宰している【いい住宅研究会】に講師としておいで
頂いてお話を聞きました。
セルロースファイバーが新聞紙で出来ていて(紙=元は木材)
その繊維(セルロース)が吸放湿作用があることは理解できました。
当時、日本では「王子製紙」「日本製紙」「吉水商事」など
3〜4社がセルロースファイバーを製作していました。
各社を検討しましたが内容に変わりはありませんでした。
大阪から近い「吉水商事」さんに決定して機械も購入。
山本順三氏のZ工法も「吉水商事」さんの
セルロースファイバーを使用しています。
専門の担当者に現場指導をお願いして第一棟目の施工です。
今から7年前(平成12年)でした。
工事は予想以上に大変でした。
現場室内はモウモウたるセルロースの嵐です。
近所までその粉塵が飛び散ります。
もちろん施工する我々は防塵マスクの着用です。
しかし苦労の甲斐があってセルロースファイバーの施工が
完了すると室内は静かで暖かい空間になりました。
以来、仲間も増えて関西一円で施工しています。
専門の職人も居ますが私自身も一緒に工事します。
工夫を重ねシートの貼り方や養生の方法など実用新案を
申請しようかと思うくらいになりました。
セルロースファイバーの吹き込みだけは防塵のメガネ
マスクを着用しても結構大変です。
でも施工後は必ず喜んでいただけています。
ご入居される家族の笑顔が現場の励みです。
