アパートを退去することになりました。
退去の日、大家さんと仲介した不動産業者の担当者が
立会いにやってきました。
「この部屋はとても汚い。」
「タバコを吸っていたから壁にヤニが付いている」
「クロスを全面に張り替える必要がある」
「その費用は○○万円だから敷金での不足を払え」
びっくりした彼は急いで私に聞いてきた。
私は電話で担当者に質問した。
『タバコのヤニによる現状回復は要求できないと
思われるが・・・』
「それは国土交通省のガイドラインにも現状回復
せよと書いてある」
『国土交通省のガイドラインのどこに書いてあるのか
教えて欲しい』
「そんなことは自分で調べろ。とにかく不足分を
清算してもらう必要がある。」
電話ではラチが開かないので甥っ子には確答せずに
後日の打ち合わせとさせた。
すると
「誰に相談しているのか知らないが成人なのだから
自分で判断してこの場で支払うことを約束せよ」
と、二人で攻められた。
私は納得できないので返事を後日にさせて敷金返還と
現状回復について調査しなおした。
国土交通省のガイドラインはwebでも表示されて
いるがタバコの汚れでクロスを張り替える義務など
一行も示されていない。
故意又は過失で壁や建具などを破ったり傷つけたり
したものは入居者の負担になる。
通常生活で発生する壁や床の汚れ・やつれは所有者
が負担する。
これが負担割合の原則と不動産業26年の私の考え
です。
早速、指示して内容証明を発送した。
『二人がかりの一方的で攻撃的な請求の仕方は
脅迫的に感じるので請求の根拠を文書で示して
下さい』
『当方が調査した範囲では弁償する必要は無いと
思われるので速やかに敷金を返還して下さい。』
それ以降、クロスの張替えなど請求してこなく
なりました。
賃貸の不動産業者によく見られる現象ですが
大家さん側よりの立場になりやすいです。
入居者との契約は一回こっきりですが大家さん
との契約行為は反復するので、大家さんの
機嫌を損ないたくない心理が働くのでしょう。
よくトラブルが発生する現状回復と敷金返還は
しっかりした交渉が必要です。
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