ホウ酸は人体に悪い?

ホウ酸は人体に悪い?

ホウ酸はゴキブリ退治に効くくらいだから
人体にも悪影響があるのではないか?

こんな質問を頂きます。

ゴキブリやシロアリの体内にホウ酸が
入るとホウ酸の作用で脱水症状で死滅
していまいます。

ホウ酸などの異物が体内に入った場合は
腎臓機能で体外に排出します。

しかし、腎臓が無い昆虫類は体外排出が
できずにコロニー(巣)に戻って死滅。
そのフンを食べた仲間も順次死亡。
こうして全滅していきます。

ゴキブリ等はホウ酸が好物のようです。
ホウ酸のわずかな匂いに引き寄せられて
いるのかもわかりませんが・・・

一方、腎機能を持つ動物はホウ酸を
体外に排出する能力を持っています。

でも、

一度に20g以上を摂取すると
成人でも危険です。

赤ちゃんが誤ってゴキブリ団子を食べて
死亡した例もあるくらいですから注意が
必要です。

食塩でも一度に20gも食べれば
体調不良になるのですから毒性は
食塩なみといえるかも分かりませんが
間違って大量に体内に入ったら
病院での治療をおすすめします。

敏感な目に対する目薬にも微量入って
いるくらいですからホウ酸自体が悪者
扱いされるのは少し違うと思われます。

私たちはホウ酸の水溶液(15%濃度)を
木部に吹き付けるようにしています。
特に新築の場合は屋根の下地工事が終わった
段階で、家ごとすっぽり吹き付けます。

このように柱や梁、構造用合板までホウ酸の水溶液を
噴霧することでシロアリ対策になります。

従来の防蟻工事は建築基準法で制定されている地面から
1mだけの施工です。

私たちは、家を一棟まるごと防蟻処理です【特願済】

日本のシロアリは土中から基礎を伝って住宅の木材を
痛めることから

施工範囲は地盤面から上の1mという訳です。

しかし近年、輸入材に混じってやってきた
アメリカ・カンザイ・シロアリ』は

地中からだけでなく空中移動するらしいのです。

しかも湿った木材だけでなく、名の通り乾燥材
をも砕く凶暴なシロアリです。

現在のところ輸入港の近くから伝播しているそうですが、
ピアノもボロボロに・・・

時々見かけるラワン・ベニヤに巣くう
ニラタキクイムシもホウ酸の威力で死滅します。

こんな威力のある『ホウ酸』ですが、
一日に成人が一度に摂取できるボーダーラインは20g。

人間は肝臓の働きで体外へ排出します。
でも肝臓のない虫たちは水分不足から死滅します。

人体に安全な防蟻材なので私たちは施工時に
手袋もゴーグル(眼鏡)も使用しません。

もしカブトムシやクワガタをペットとして
飼育している場合は要注意!

ホウ酸水が飛散しないように注意してください。

でも、誰もが嬉しくない『ゴキブリ』さんにも有効なので
ゴキブリさんが来にくくなる家になるのでしょうね。

新築時だけでなくリフォームで木材を使用するときは
ホウ酸水溶液の散布がおすすめです。
ニルバホームは標準仕様にしています。

 

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