
2×4(ツーバイフォー)新築時に注意すべき3つのポイント
2×4(ツーバイフォー)も、広い意味では木造住宅です。
2×4(ツーバイフォー)の特性とメリット
日本古来の木造住宅は、
柱や梁の組み合わせで作りますが、
それに対して2×4(ツーバイフォー)は、
比較的細い柱と合板で作ります。
アメリカではスタンダードな建て方になります。
さすがに、効率を重んじるアメリカだけに、
木材の寸法は、
かなり合理化されていて数も少ないです。
種類が少ない、ってことですね。
杭やボルトの金具に至るまで、
部品のすべてが圧倒的に少ないです。
その部品=コンポーネンツの組み合わせで作っていきます。
「工数」と呼ばれる工事の数も合理化されています。
そのため、コストも、
日本の在来住宅に比べると、
15%程度かな、安くなるようです。
ま、安くなるから安物の家というわけではなくて、
完成直後の強さは日本の家より優れています。
特に、台風などの横風とか、
地震の揺れにも強さを発揮しています。
2×4(ツーバイフォー)のデメリット
残念ながら難点もあります。
難点は、全ての部材が力を補い合ってできている、
「モノコック」という構造なので、
完成後の間取り変更が
ちょっと難しいかな、というところにあります。
その辺りが、
融通無碍の日本古来と違うところです。
もう一つの難点が、
湿気に弱いっていうところです。
「構造用合板」というベニヤ板で囲ってしまうのですが、
ベニヤ板自体が湿気に弱く、
湿度の高いところでは腐ったり、
カビが発生してしまいます。
この湿気対策が、
2×4(ツーバイフォー)ではもっとも注意を要するところだと思います。
私たちは、湿気対策に様々な工夫を凝らしています。
例えば「エア断工法」という、
特許工法もその一つです。
珪藻頁岩(けいそうけつがん)の利用もその一つです。
さて、もう一つの問題が、
『音』の問題です。
2×4(ツーバイフォー)は、
ベニヤでガッチリした箱を作るような感じですので、
室内の音が反響しやすい、という欠点があります。
まとめ
以上、
・将来のリフォーム
・湿気対策
・反響音
この三つをしっかり考えて、
工事を進めてください。
あなたの住まいに対する疑問に答えていきます。
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ありがとうございました。